ジュエリー製作

k18 マンダリンガーネット・ダイヤモンドオーダーペンダントネックレス 製作風景(1)

お客様よりマンダリンガーネットを当工房にお持ち頂き、ペンダントトップへのオーダーメイドをご依頼頂きましたのでその製作風景を簡単にご紹介させて頂きます。

今回、地金としてk18と脇石にダイヤモンドを3石はこちらでご用意させて頂きました。

ダイヤモンドはメレダイヤでも数ある中からお客様お自身でお選び頂けます。

もちろん、ご予算に合わせてお任せも可能です。

こちらのお写真が持込頂きましたマンダリンガーネットでございます。

ガーネットというと赤い色の石を連想される方も多いかと存じますが、

ガーネットにはグリーンやオレンジ、ピンクに近い色など複数の色のものが存在します。

マンダリンガーネットは美しいオレンジ色のガーネットで、持ち込み頂いたお石は色味も透明度も大変美しいお石でした。

まず初めにk18の地金をそれぞれ目的に合った角棒に金槌(かなづち)で叩き、伸ばして圧縮しながら、強固になるよう作ります。

一つはマンダリンガーネットを支える石座の骨格に用います。

残り二つのうち長いものはさらに二分割し、それぞれ緩い「S」字のような形に曲げます。

残りはダイヤモンドの石座作りに使います。

石座の両サイドは石に光を取り入れやすくするため窓を開けるように削り出しておきます。これにより透明度の高い石は光の下でより一層美しく輝きます。

そして、先ほど「S」字のように曲げた二つのパーツをそれぞれ対角線上に石座を取り巻く形でロー付け(溶接)します。

全体的に滑らかに丸みをもたせるようにヤスリで削り出しを行い、右上にダイヤモンドを3石セッティングできるよう丸い石座を先ほどとっておいた地金で作り、ロー付け(溶接)します。

ペンダントらしくなってきたのではないでしょうか。

先ほど溶接したダイヤモンド用の石座にそれぞれダイヤモンドをセッティングします。

そしてセンターのマンダリンガーネットをセッティングし、細かい目のヤスリでより滑らかに削り出します。

そのタイミングでチェーンを通す穴も空けておきます。

最後に全体的にバフをかけて綺麗に磨き、完成です。

当店でオーダーのご相談はデザイン画で大まかな形を相談させて頂き、一度シルバーで実際にサンプルを製作させて頂くことも可能です。

これにより絵という平面だけではイメージしづらい部分も実際に立体的に確認して頂くことが可能です。

そのため、出来上がりとお客様のイメージとのミスマッチを最大限に防げるかと存じますし、サンプルの段階でご意見をお伺いし、本制作の前に微調整や変更を加えることもある程度可能になりますのでよりお客様にとって理想に近い形でお作りできるかと思いますし、そのようなオーダーメイドを心がけております。

右側は実際に本制作の前段階でお作りしたシルバーのサンプルでございます。

当店ではお客様に最終的にサンプルもご購入頂くか、当工房そのまま店頭展示、販売させて頂くかをお選び頂けますのでサンプル自体の製作は本制作をご依頼頂けましたら、サービスで製作させて頂いております。

了承を頂きましたサンプル製作品は店頭展示、オンラインショッピングにて一部販売させて頂いておりますのでご興味ございましたら一度オンラインショップもご訪問くださませ。

オンラインショップサイトへはこちらから→http://saitohouseki-shop.com/

また、オーダーメイドを考えておられる方様、既製品の枠に石を付けるだけのようなありきたりなオーダーではなく、その石に合わせた手作りによる完全オーダーメイドをお求めの方、オーダーを希望しているけれどデザイン画だけではイメージしたものと違うのが出来ないかと不安、あるいはイメージと違ったものが出来てしまいオーダーメイドに抵抗をお持ちの方様などなど、

オーダーメイドやリフォームに興味はあるけれど、疑問や不安なことがお有でしたら是非一度お気軽にご相談くださいませ。