ジュエリー製作

pt900 ダイヤモンドデザインリフォームリング製作事例(1)

滋賀県のお客様よりお母様からお譲り頂いた指輪のリフォームのご依頼を頂きました。

こちらが持込頂きました指輪のお写真です。

こちらの指輪の地金とダイヤモンドはすべて再利用させて頂く形でリフォームリングのデザインをご相談させて頂きました。

一度、先の指輪と不足分のプラチナ地金を一緒に溶かして地金の塊にします。

それを金槌(かなづち)で叩いては伸ばし、叩いては伸ばしを繰り返し、地金を強固に圧縮しながら長い板状も角棒にしていきます。

一部は指輪のアーム部分に丸めて形成し、基礎を作ります。

残りをさらに平たく伸ばし、ダイヤモンドを留める石座に使います。

先程のさらに平たく伸ばした平板をそれぞれ石のサイズに合わせて丸めて、石の土台に致します。

それぞれの土台の内側を石がピッタリ収まるようにヤスリやリューターを使って削っておきます。

アームのベースは全体的に丸く、滑らかになるようヤスリで削り、

5つの石座はそれぞれS字(ウェーブライン)状になるように隣同士を溶接し、一つにします。

一つにした石座とアームをさらに溶接し、指輪のベース(枠)の完成です。

こちらの土台にダイヤモンドをそれぞれセッティングし、全体的にきれいに磨いて完成となります。

ダイヤモンド一つ一つが大きく見えるフクリンのふせ込みタイプでそれぞれのお石を留めさせて頂いており、元々持込頂いたような一文字(ストレート)に並べるのではなく、S字(ウェーブ)状になるよう石を並べることで流れるような滑らかなデザインに仕上げました。

このような形で頂いた指輪やジュエリーがあるけれど使えない状態であったり、デザイン的に着けづらいといったお悩みなどがございましたら指輪や指輪に付いているお石を使って新たなジュエリーに作り変えることも可能でございます。

新たに既成品のジュエリーをご購入されるよりも素材費をかけることなく、当工房では加工賃以外の余計な費用もかけることなくお作りすることも可能でございます。

地金から叩いて、手作業でつくる一般的な型流しとは違った丈夫で着け心地の良い完全フルオーダーメイドでのジュエリーをリフォームさせて頂きます。

似たようなことでお困りの事、ご要望などございましたらお気軽に一度お尋ねくださいませ。