ジュエリー製作

k18 ダイヤモンド・ルビーデザインリング製作紹介(1)

ルビー・ダイヤモンドリフォームリング

滋賀県のお客様よりメレダイヤをあしらったリングをお持込頂き、デザインリングへのリフォームをご依頼頂きました。

一部地金をこちらで追加させて頂き、ルビーも2石新たにお選び頂きました。

デザインもご相談しながら決めさせて頂きました。

ダイヤ4石、ルビー2石を使ってV字のデザインリングを製作することになりました。

指輪の完成までの製作工程を簡単ではありますがご紹介させて頂きます。

鍛造(たんぞう)製法による完全手作りのリング製作でございます。

鍛造(たんぞう)製法については詳しくはこちらの記事をご覧くださいませ。https://taka-from-saitohouseki.com/2018/10/26/%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E6%8A%80%E6%B3%95%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E9%8D%9B%E9%80%A0%EF%BC%88%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%9E%E3%81%86%EF%BC%89%E8%A3%BD%E6%B3%95%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%B8%E3%83%A5/

上部写真は持込頂きましたリング(石を取り外した空枠)と不足分のk18をこちらで追加させて頂き、一緒に溶かして一つの地金の塊にしたものです。

先のk18の塊を金槌(かなづち)で叩いて伸ばし、角棒にしていきます。

目的に合わせてそれぞれ使うため二分割にしてあります。

二つのうち一つは指輪の本体(アーム)部分を作るためにさらに叩き伸ばしておきます。

もう片方はさらに分割し、片方は細い線状になるまで伸ばし、二つの厚みの金線を作ります。

指輪本体(アーム部分)のために圧縮して伸ばした角棒を丸めて、削り、指輪のアームを形成します。 さらに二分割していた方のうち金線にしていなかった方でルビーの石座となる土台とダイヤの石座になる土台のパイプを作ります。

金線はそれぞれ石座の爪と丸環にカットし、形成、ダイヤの石座のためのパイプも使用するダイヤの数(4石分)だけカットしておきます。

カットしたダイヤの石座パイプを指輪のアーム丈夫に沿うようにロー付け(溶接)し、

ルビーの石座にはカットした爪をロー付けしておきます。

二石のルビーが指輪にぶら下がるようにデザインしておりますので丸環を通す輪っかも石座にロー付けしてあります。

金線から作った丸環でアームとルビーの石座をそれぞれ連結して指輪も全体が完成です。

最後にそれぞれダイヤとルビーをセッティングし、綺麗に磨いて完成です。

簡単ではありますがオーダーk18のダイヤモンド・ルビーリングの手作り製作のご紹介でした。

動かすとルビーが揺れてキラキラ光るのがかわいらしいデザインリングです。

大切な人から頂いたリングの地金とダイヤもしっかりこちらの指輪に取り入れております。

同じように頂いたジュエリーの使い道に困ってリフォームしたいと考えておられます方や使っているジュエリーのデザインを一新したいなどジュエリーのリフォームにご興味ございましたらお気軽に是非一度ご相談くださいませ。